絵と額縁など
2017年 01月 27日
父が他界して半年。
昨年夏から片づけていてもなかなか整理ができない物のひとつが父の「絵」関連。
買い求めたであろう絵画は作者も年代も価値も私にはわかりません 初めて目にする物もある(きっとどなたから贈られたのか?昇級のお祝い品とか?⇐昔はありがち) 父がお気に入りではなかったと思われる物はほぼ手つかずで箱に仕舞われていました。 私が小学生だった頃から家に飾ってあった絵もあります。 数か月、出しては確認してリスト作ってまた箱に入れての繰り返し
長生きするということはこういう「もの」が増えていくということ。 収納があちこちにあって置き場所に困らないと、処分しなくてもどんどん買ってどんどん増えていくということ。 自分で整理が出来なくなってからは、どこにどの絵が保管されているのか自分では分からなくなっていくということ。 毎日絵を見ながらそんなことを考えていました。
大きな薔薇の油絵。 他の絵はマメに取り替えていたのだけど、こればかりは大きすぎて取り替えるのが面倒なだけだったのかもしれない
レプリカの版画も数枚あった。
「蘭」の花をモチーフにした七宝焼きの大きくて超重たい額縁、絵の周りはベルベットが埋め込んである。 残念ながら父が飾った所は見ることはなかったけれど、好きな人は好きなジャンルなのかもしれない。
家族にもざっくりと見てもらって、欲しい絵は持って行ってもらってどの部屋も天井まで収納があるけれど、一番上は脚立使わないと出し入れできないのでそこへは物を入れないことに決めました。 これは、誰かに頼まなくてもこの家を私が一人で整理して行ける収納のルールとして、今年の私の目標のひとつです。
天井近くの収納が空いてスッキリ~
骨董市へ出かける度に「こういうの家にもたくさんあるな~」と思い、ある古物商の方に自宅まで査定に来ていただきました。 父の絵をのぞいた上記の絵画関連は勿論、大工道具、古道具、食器類、花瓶、など 物置やあちこちの収納から出せるだけリビングに広げて見ていただくことにしました。 花瓶も母の物だけでも20本以上はある、これも床下収納庫から全部出しました。
値段が付いた物、つかない物も含めてほとんど並べた物は持っていって頂けた。
展覧会の時、自分の絵を入れるために買ったアルミフレームもサイズ違いで何十個あるのでしょうか
そして、たくさんあったアルミフレームは、どうなったのか?というと SNSで「差し上げます。無料です」とアップしたらすぐに連絡が来て、年明けに車で引き取りに来てくれました 「書を入れたい」との事で、使っていただける方に引き取っていただけて助かりました。
リビングが約半年ぶりに床が見えるようになりました~孫娘も遊べる!!
私が気に入っている絵は季節で替えながら楽しみたいです。
この「鶴」モチーフの青銅の花瓶は残した花瓶のうちのひとつ。 「酉年」ということで、玄関に置きました
あと、点数が多い物と言えばポストカードのコレクション これは父が国内外の美術展や美術館で買い求めたコレクションで、5冊ほどの大きなファイルに収納してありました
とにかく点数が多い、家中のあちこちに分散していて保管されている、庭の物置の中にもある。
それを時間がある時に私が少しずつ引っ張り出して中を確認し分類整理するのですが、どれも大きくて重たくて埃もあり
難航。。。。。。
この半年はリビングと書斎は「今引っ越して来ました」状態で、家族以外はどなたもお通しできないほどに積まれたものたち。
何十年も父が通っていた水彩画教室での習作や、
父が展覧会に出品した額縁入りの絵
父が買い求めた画家の絵の数々、水彩画、リトグラフ、油絵から版画、海外旅行先で買った絵も多かったかな?
日に日にリビングの積まれた絵が増えてきて、さすがの孫娘もこのエリアには脚を踏み入れなっていました。
私が飾りたいと思った絵と父の描いた絵は(しばらくは)とっておきたいと思い、
書斎の上下の額縁収納庫は私が時間かけてかなり整理して、ここに保管できるだけの枚数だけ残すことに決めました。
父はここ10年近くはこの軽いアルミフレームを使っていました(自分で搬入搬出もしていたので)
何百枚???
私が少しずつ使って行こうと思います(とても使い切れませんが)
今年父宛てに届いた年賀状や私に届いた寒中見舞いにもこのポストカードでお返事を書きました。
まだまだ整理は残っています、写真(大量)切り抜き(大量)、スケッチブック
自分で住んでいる家で親の物を毎日片づけするのもなかなか捗りませんが、少しずつ見通しは良くなってきました。
by atelier-rei
| 2017-01-27 20:47
| 日々のこと
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